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発送が遅れていて申し訳ないです。
ここんところレコーディングに仕事にと四苦八苦していて作業が届こうっております。。。



と・り・い・そ・ぎ!
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案の定、前の晩に飲んだお酒のせいで寝坊する。実際は、二度寝を立て続けに連続した(二度寝といわずなんと言おうや?)のだが。

もそもそしてるうちにludwiig夫妻がもっさり起きてきた。前の晩にセットしたパン焼き機を前に、「あたし、バターちゃんと入れたっけ?ぜんぜん記憶無くって・・・」とかなんとか。なんというか、朝から魂が抜けるようなダイアローグ、勘弁してくだせぇ。(*誰かさんの名誉のために、バターはちゃんと投入していたようで、しっとりとしてとても美味しいパンでしたよ)

なにも準備を手伝わないのも申し訳ないので、コーヒーを淹れた。「いつもより美味しい!」と言って貰ったのに素直に喜んだりできない自分が情けなかった。。。いまさらながら、自分の性格が憎らしい。


美味しいご飯、部屋に流れ込む風、高めの天井のリビング。自分の家ではないのに居心地がよくて、帰って来たくなるところ。そのままごろ~んと転がってまま夕方を迎えたいのを我慢して、ludwig邸を後にする。

カングーでボララス邸に送ってもらい、3連休最後のイベント、レコーディング。ボ邸にいくのは今回が初めて。うわさの音楽部屋はMacあり、プラモあり、機材満載のウハウハ部屋だった。よくもまぁ奥さんも許したもんだ。

風邪ひきハルキングとちょこっと遊んでからいざレコーディング。ひさびさにAKGのC451B(オーストリアのコンデンサーマイク)とご対面。相変わらずの器量善しで、FOCUSRITEのマイクプリと共に抜群のサウンド。新幹線の時間を気にしながら5テイク(勝手な記憶)ぐらいでストップ。ウララとバトンタッチして今度はハルキングのお守り。だっこしながら突然フリーフォールってのがお好きらしい。

録音を終えて、のんびりケーキなんぞ食べていたら、いつの間にか新幹線の時間が迫ってきたのでタクシーで仙台駅へ。最初は運転しながら車内の虫を掴んですてようと必至になっていた運ちゃんだったが、信号のない道をぐいぐい進み、無事到着。まったく名残惜しむタイミングを逃しちまったぜ。。。


新幹線に乗り込んで程なくzzz....
あっという間に東京に着き、あっという間にいつもの生活が始まった。
ねぎしナイトの翌日。

結局二時過ぎにennを後にしてludwig邸に向ったため、起きたのは10:00過ぎ。働くようになってからというもの、寝坊が幸せの一つになってしまった(前からか・・・)。

それにしても仙台の夜は涼しかった。
昼間も窓と玄関を開けておけば空気がサラサラ流れてくれて気持ちがいい。気候のせいもあるけど、建物の大きさとか立ち並ぶ間隔も東京よりゆったりとしているからかとも思う。ビバ田舎!

目覚めと同時にごそごそ起きてきたludwig夫妻が用意してくれた朝ごはんを食べる。ウララは寝起きでludwig夫人と初対面。変な出会い方であることよ・・・それはさておき、炊飯器ではなく、なにやらけったいな中蓋付きの焼物のお釜で炊いたご飯がまた・・・仙台に澄むようになってグルメがどんどん加速しているようだ。くやしいぜ。


この日は予てから蔵王のtupliギター工房を見学するつもりだったので、ついでに「お釜」を見に行こう!ってことでまたまた黄色のカングーで出発。

ぐにぐに曲がる山道を登るにつれ、雲の高さがどんどん下がってくる。
車の窓を開ければ下界よりはるかに涼しい空気が流れ込んでくる。とてもひんやりした透き通った空気で、なんだか懐かしかった。もともと雪国育ちだったし、仙台の初冬に似ていたから。

茶色い岩肌が目立つくらいまで登って、天気のよさにホントにお釜が見れるかもしれないと車内はコーフン(ウララはスヤスヤ)。ludwigさんは以前悪天候で全くお釜を拝めなかった思い出を語る。

頂上に到着。
あまりの寒さにばびる。
ふとあたまに「○○分経過・・・」みたいな時計が浮かぶ。
タイムリミットを感じさせるみたいなね。

そして、お・か・ま!
スカッと晴れた青空と速い雲、灰と茶の岩肌に不透明な緑の水面。
日本じゃないどこか遠い国の景色を見ているような気持ち。



山の天気は移ろいやすく、雲もできたのでtupliギター工房に向うことにした。いざ下山。

tupliギター工房を見学したかったのは、ギターの工房ってどんなとこなのかという興味と、もう一つ別の理由があった。自分の好みに様々な妥協をしたうえで決して小さくはない企業に就職して東京で生活している現在の自分にとって、アコースティックギターという楽器の製作一筋に、久留米と蔵王という都会でない土地を選んだヘクトーさんってどんな人なんだろうか?自分の気持ちに正直すぎるくらいストレートに人生を選択した人に憧れと羨望を抱いたわけだ。

多少迷ってたどり着いた工房は、冶具や機械、塗装ブースなどほとんどが手作りだった。それだけでもストレートな行動力に圧倒された。試奏させてもらったギターはどれも弦のテンションがきつめで、本人の意志の強さとダブって感じられた。

「ギターを作っているときはさびしく無い」という本人の言葉からは、日々この先どうなるか分からない未来に対する不安と、逆にそんな迷いを忘れさるほどのアイディアや手ごたえを感じて生活しているのかな、と想像させられた。自分はというと、仕事に没頭することなんてないし、日々の必要悪としてこなしているようなもんだ。そんなの望んではいないのだけど・・・

工房を去るとき、ひょろながのからだから伸びたなが~い両手を振って見送ってくれた姿が印象深かった。
まだ出会って2日しか経っていないのに、この人にギターを作ってもらって、そのギターと共に成長したいなと感じていることに驚いた。タイミングがよかったのかもしれない。超一流の手工ギターでなく、まだ生まれたばかりのギター工房のギターがいい。



20:00頃に帰宅、ちょっと季節ではないけど鳥の水炊きを食べながらしこたまお酒を飲んでしまった。ludwigさんは今まであんなに奇人変人扱いで嫌がっていたドロノフネのことを「今回のねぎで見れなくてさびしい」とか言い出すし、ludwig夫人はすっとんちんかんな話を飛ばしながらサングリアを勧めてくるし、いい夜だった。



・・・長いし、徒然な日記だぁ。
就職して東京に出てきて以来、次に仙台の地を踏むのはねぎナイの日と待ちに待った日。午前6時12分発のやまびこに乗ってその日は始まった。

車窓から見た仙南、太白区、仙台駅周辺は穏やかな雰囲気で、ホントに帰ってきたんだなと感慨深かった。ludwigさんの黄色いカングーに乗ってひとまずludwig邸に向う。内装まで黄色くてかなり明るい車でステキ。

荷物を置かせてもらってからなつかしの研究室にてくるぷしデモCD(4曲入り)を30枚作成。久しぶりの研究室は荒れ放題、まさにカオス。それでもすぐにベランダに出てひんやりした外の空気を吸える環境はすばらしい。改めてオフィスビルの酷さを痛感(自分の会社を作るなら。。。まあいいや)。去年自分が作ったプログラムやらなんやらが少しでも後輩の役に立っているようでなにより。

一旦家に戻ってから評定河原のカツ丼屋にいったり、寝にくいポーズで昼寝したりしたあと、仙山線に乗ってennに向う。自分でボタンを押してトビラの開閉をする仙山線、単線だから両側の車窓に木々が迫ってくる仙山線にゆられながら。これは東京にはない贅沢だよな。

ennにはすでに数人集まっていた。
潤さんには「ぜんぜん変わってないね」と言われる。
ええ、ええ、スーツとか着ない職場ですもんねぇ。

大急ぎで爆走して集合時間に間に合ったウララと一番にリハを終えて楽屋にてこっそり練習、そして久しぶりにあう仲間達と談笑。あっという間にくるぷしの出番。やっぱりお客さんの前で演奏するというのはとても気持ちいいし、楽しい。
今回は東京で作った新曲2曲とアンニュイなアレンジした「ウサギ」で半年間での成長を見せたかったのだが、若干手探りな演奏になってしまった。やっぱり常日頃からライブをしていないと駄目なんだと痛感した。いくら練習の時はできてもお客さんの前は待ったく別。

今回のねぎしナイトは、他の出演者も言っているけどみんなすばらしかった。今までにはない、スッキリとした成長が見えた。ここでは上手く書けないけど、この半年間が充実していたからこその結果なんだと思う。

終演後の打ち上げ中、蔵王にギター工房tupliを開いた南部さんのギターを弾かせてもらった。今まで弾いたことのない代物だった(今までとかいっても大した数は経験していないけど)。がりがりひょろながのお兄さんからこんなにソリッドなギターができるのかぁ・・・こんなにスチール弦のギターが楽しいとは!!

結局打ち上げの時間は一瞬で過ぎ去ってしまって、話したい人ともほとんど話をすることができずにその場を後にしなければならなかった。





もっとかきたいことがあるんだけど、今日のところはこの辺で。
同じフロアの同期に「早く帰って何するの?」と聞かれて、
スタジオで練習すると答えたら「いつまで練習しつづけるんだ!?」
とあきれられた。

どうやら練習を、しなきゃいけない、めんどくさいもの、と感じたようで、あても無く続ける様に見えて不思議だったのだろう。

音楽って、楽器って、人前で演奏する機会が待っていようがいまいが、鳴らし続けていたいものなんだよ。なにより、指が流れるように動いて、ステキなコードやメロディを鳴らせる喜びは他に無いものね。



このところ過ごしやすい夜で助かる。
東京にも秋が来るのね。
だんだんとコーヒーが合う季節になるわけだ。
今日はことのほか美味しく淹れられて大変満足。

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